都市をたずねる 65 -『ランダム防災訓練〜有楽町編〜』


8/17(木)は有楽町YAUで開催中のStilllive Studies(スティルライブ・スタディーズ)にお邪魔して、 『ランダム防災訓練〜有楽町編〜』 をやってみます。共同企画・ファシリテーターは小宮りさ麻吏奈さん。過去の地層、歴史の断片などが見える場所を選んでのまち歩き中、iPhoneのアプリで無作為にアラームが鳴るたびに防災訓練(影に隠れる、近い建物内に入る、木に登る、伏せるなど)がスタートします。通常の防災訓練はいつ始まるか決まっていますが、いつ始まるかわからない状態でやってみます。「突然隠れなければいけない」という経験を通して、普段見えている有楽町とは違った景色が見えてきたら面白いとも思っています。どなたでも参加自由です。ぜひぜひ。

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都市をたずねる Vol.65 『ランダム防災訓練〜有楽町編〜』
日時:2023年8月17日(木)15:00 – 18:30
集合:YAU STUDIO(千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル10F)
解散:YAU STUDIO(同上)
参加費:1,000円
予約:Stilllive Studies予約フォーム
当日連絡先:080-3057-9642(トモトシ)
企画:小宮りさ麻吏奈、TOMO都市美術館
デザイン:阪本あかり
主催:Stilllive
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成]
協力:有楽町アートアーバニズム実行委員会、一般社団法人ベンチ
※外部での開催となりますので、各自熱中症対策をお願いします。
※時間を測るためのスマホ、時計等があると便利です。
※雨天決行(台風の場合は中止、各自で防災をしてください)

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めちゃ暑い中だったけど、めちゃ楽しいイベントになりました。有楽町の歴史的な建物を調べてまち歩きのガイドをしてくれた小宮さんに感謝です(普通にガイドツアーだけでも成立したイベントでしたね)。YAUに集合して、軽く企画説明して、最寄りのローソンで各自ドリンクを買ってスタート。ぼく自身もいつ鳴るかわからない状態でのまち歩き、なかなか緊張感がありました。
アラームが鳴って15秒以内に各自避難場所を探し、既定の時間そこに隠れるというシンプルなルールですが、その短時間にいろいろな発見があります。自分が何を災害として想定しているのかによって、隠れる場所は変わってきます。さらにその避難場所で最長3分間待機するのですが、その時間の長いこと。普段見ている有楽町や銀座とは全く違った景色が見えてきます。3分間ほど、街の隙間に身を隠した後に外に出ると、日常通り歩いている人たちに、「大丈夫?」と問いかけたくなるような、おかしな感覚になるのでした。5回、6回と訓練を繰り返していくうちに、「どうやって災害から逃れるか」より「どうやって格好良く死ぬか」という問いを抱く参加者もいたり。とにかく、東京の真ん中を見つめ直す機会となったことは確かです。今回開催してみて、別のエリアでも実施可能ということもわかったので、2回目もいつかやってみたいですね。ご参加ありがとうございました!!(トモトシ)

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TOMO都市美術館