開催決定!「年末座談会:学校を再発明する」



みなみしまさんが近年多く言及している「学校」について、気になってた人はみんな見てください!多彩な論者との議論がとてもたのしみです。配信も予定していますが、現地も席あり!予約おねがいします。超年末にぜひ🙌

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コロナよりも前、演劇も美術もデザインも建築も、「私たち」という単位をいかに押し広げていくのか、自らの表現領域の公共性について真剣に考えていました。
おそらくそうした時代背景をもとに、ふたつの評論が書かれました。渡辺健一郎『自由が上演される』、小峰ひずみ『平成転向論』です。どちらとも2021年の群像新人評論賞の受賞作です。同時代性を刻印したふたつの論は、いっぽうは俳優の自由、他方は日常生活批判を通じて、私に「学校」という場の可能性について考えさせるきっかけになりました。
そして、私は「学校を再発明しよう」という声掛けをしたのでした(以下記事を参照)。コロナ以後はもちろんですが、過去10年の蓄積、あるいは学校教育の側の知見をもとにして、「私たち」が集まり、ともに語る場は、どうすれば作れるのでしょうか。この座談会では、ゲストの方と「学校」をひとつのメディアとして捉えて、それを概念的に操作してみたり、実践のなかに投射することで、その可能性に手探りで迫ってみたいと思います。南島興

*南島興評:学校を再発明せよ! 現代美術、過去10年への応答

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年末座談会:学校を再発明する
会期 : 2022年12月30日 ( 土 ) 午後19時 – 22時
会場 : TOMO都市美術館 ( 東京都杉並区西荻南2-9-12 )
登壇者 : 香野わたる(教育)、澤田昴之介(デザイン)、谷頭和希(教育/都市論)、渡辺健一郎(演劇/哲学)、南島興(美術)
入場 : 無料 ※予約フォームにご記入ください。
主催 : 南島興
幹事:秋山佑太
オンライン配信 : https://youtu.be/x-VJXXGuHVU

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香野わたる
1982年生まれ・ライター。教育について俄かに考え始めた結果、学校法人の広報をしたり、日本語の教え方を学んだりしています。学生時代は学校・教室という空間に否定的な態度をとっていたことを考えると、不思議な巡り合わせです。さて2022年は、教育とスキル獲得の分かちがたさを印象づける話題に事欠きませんでした。だからこそ、これから新しい学校を発明するならば、それらとは関係のない場所に軸を置けるはずです。

谷頭和希
ライター。1997年生まれ。早稲田大学文化構想学部卒業、早稲田大学教育学術院国語教育専攻修士課程修了。群像、東洋経済オンライン等にてチェーンストアや都市論についての寄稿をしている。2022年、『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』 (集英社新書)を上梓。 本業は国語の教師。

澤田昴之介
1992年神奈川生まれ。神奈川県立産業技術短期大学校産業デザイン科プロダクトコース卒業及びシステムデザイン系専門課程の高度職業訓練修了後、桑沢デザイン研究所総合デザイン科スペースデザイン専攻卒業。2016〜2018年桑沢デザイン研究所デザイン学分野業務助手。現在仕事とは別に個人で建築家やデザイナー等とデザイン活動を行っている。

渡辺健一郎
1987年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科表象・メディア論コース修了。小・中学生を対象にした演劇/教育関係の活動を続けている。ロームシアター京都リサーチプログラム「子どもと舞台芸術」2019-2020年度リサーチャー。2021年「演劇教育の時代」で第65回群像新人評論賞受賞。著書に『自由が上演される』(講談社)。

南島興
1994年生まれ。横浜美術館学芸員。東京藝術大学美術研究科博士課程後期退学。『アートコレクターズ』にて展覧会評連載中。全国の常設展・コレクション展をレビューするプロジェクト「これぽーと」代表。「アート・ジャーナリズムの夜」主宰。旅行誌を擬態する批評誌「LOCUST」編集部。文春オンライン、美術手帖、ARTnewsJAPANほかに寄稿。

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TOMO都市美術館