9/15 GFC第4回展示開催

グロイスフィッシングクラブの4回目の展示「パパたちに明日はない」が開催されました。今回は生須芳英さんをキュレーターとしてお招きし、パパ活をテーマにしての展覧会。トモトシは映像作品2つを出展。 9/15-9/16 17-21pm @ 宝珠院 港区芝4-8-55 以下展覧会ステートメント この度、「パパたちに明日はない -現代のパパ活への視点-」という展覧会を開催させていただきます。 会場は、宝珠院です。浄土宗の寺院です。 今回の展覧会のコンセプトは『パパ活』です。 パパ活とは?「女性が経済的に援助してくれる男性(いわゆるパパ)を探す活動を指す俗な言い方」(日本語表現辞典 )です。 私が知った時は、世間で話題になる前でありました。今のようにセックスワーカーがパパ活へ参入する前でした。美人女子大生は、「高貴な感じで、会う男性は、みんなwikipediaで検索すると、名前出てくるような人ばかりだよ。」は教えてくれ、何か、これまでと違う何かが起こってきているように感じた事を覚えています。 「一つ、向こうが車で迎えに来ても、決して乗らないこと。」 身の回りの事は、社会の変動を感じる事ができます。 2000年代に出会い系が流行ります。流行った出会い系の利用女性は、単身赴任中の女性が多かったと思います。単身赴任中の女性の孤独は考えるのにつらいものです。それは、誰知らぬ土地での単身赴任女性の「根こそぎ」です。つまり、”女性の社会進出”と”近代企業文化”の矛盾の裂け目です。出会い系の流行は、単身赴任の企業文化を基盤にしていました。 出会い系に社会変動が反映しているように、パパ活にも社会の変動が反映しています。 「これまでパパ活で、僕は、4人の女の子を育て上げたんだよ。」 現在の流行のパパ活は、どういったものでしょうか。 私自身がパパ活をした際、感じたことは二つあります。 一つは、10代の女の子とお金を渡してSNS越しに出会い、遊ぶことは犯罪とのグレーゾーンのように感じる事です、ある種のスリルを感じます。例えば、女子高生は身を守るために二人一組で行動します。さながら、ストリートビジネスです。 二つは、今の経済的条件、つまり一億総中流の時代が終わり、ある種の格差経済へ向かっていくこと、その経済的状態がパパ活の基盤にあることを感じました。つまり、「安倍はやめろ」やトリクルダウン批判の基盤にある、現在の格差的経済状態や格差に向かう現在の社会的雰囲気が基盤にあることです。これが昔でいう援助交際にあったカオスな祝祭的雰囲気との違いであると思います。つまり、パパと女の子の間に明確に格差があり、そしてパパに権威があるのですね。このことがパパ活というものの性格を決定づけているように思いました。 つまり、一億総中流から格差社会へ向かう社会の流れが、「パパ活」という事象に反映しています。 「パパたちに明日はない」 『俺たちに明日はない』は1967年製作のアメリカ映画、世界恐慌時代の実在の銀行強盗であるボニーとクライドの、出会いと死に至るまでを描いた犯罪映画です。今回の展覧会名はこの映画からのパロディです。 パパ活を成立させているパパたちの経済状態がいつまで続くのか、というと続かないと思います。日本が経済的に混乱していきます。その予感も含めまして、「パパたちに明日はない」というタイトルを選ばせていだきました。 パパたちに明日は無いのですね。 宝珠院さんに今回、ご協力いただきました。 浄土三部教の中に出てくる浄土は、黄金の木が1億の1億倍植わっており、そこに何より甘い桃が1億の10億倍なっている世界です。 まるで村上隆の絵のように過剰に装飾的でキラキラです。 私が教えていただいた話では、「そうした浄土では、ありきたりな富や黄金に、あなたは執着するのですか?」という教えだそうです。 パパたちには頭を冷やしてもらい、日本社会をよりよく捉える展覧会になる事を願います。 ぜひ、グロイスフィッシングクラブの作品を鑑賞してみてください。 どうぞ、会期も短く、夜間のみの展覧会ではありますが、いらしてみてください。 生須芳英   HOME

個展「tttv」のメディア掲載情報

6/15-7/8にかけて開催したトモトシ個展「tttv」のメディア掲載情報 雑誌「ケトルvol.44(2018年8月号)」に掲載して頂きました(下画像)。著者は音楽家/ダンス批評家の桜井圭介さん。 雑誌「アートコレクターズ2月号(ギャラリーを偽装する~中央本線画廊事件簿~)」に掲載して頂きました(下画像)。著者はアーティストで中央本線画廊運営の秋山祐太さん。 ニュースサイト「TOCANA」に記事を掲載して頂きました。著者は探検家/写真家でライターの酒井透さん。 アーティストの金藤みなみさんが展評を書いてくださいました。 「Sampling-LoveのBlog」にて記事にして頂きました。 「博司のナンコレ美術体験」にて記事にして頂きました。     HOME

7/20 現代美術ヤミ市に参加

現代美術ヤミ市-限りなくゴミに近いマテリアルの市 -に中央本線画廊枠で参加しました。 7/20-21 @BUCKLE KÔBÔ 大田区京浜島2-11-7 暑いなかお越しいただきありがとうございました。 Jeremy Woolsey さんによる記事に詳細がまとめられています。 HOME

6/15 トモトシ個展開催

トモトシ個展「tttv」 中央本線画廊 東京都杉並区上荻4丁目6-6 2018年6月15日(金) -7月8日(日) ※金土日のみ 金18:00-21:30、土日13:00-21:30 オープニングレセプション6月15日(金) 18:00- イベント1:7月6日(金)19~21時 東京における公共を考えるプロジェクト『東京の条件』の実施や集団創作『始末をかく』公開真近の劇作家の岸井大輔さんをお招きし、トモトシ個展『tttv』への講評と作家とのトークを行います。 参加費無料(飲食代有料) イベント2:7月7日(金)19~21時 ドンキホーテ論が話題を呼んだゲンロン批評再生塾3期の谷頭和希さんをゲストに、中央本線画廊運営の秋山佑太さんと共に都市の表現にまつわる座談会を行います。 『トモトシはドンペンなのか?』 参加費無料(飲食代有料) 本展では新旧10以上の映像作品と平面作品によって、空間を監視ルームに見立てたインスタレーションを展開。以下、作家によるステートメント。 監視カメラの映像のフェアさが好きだ。 撮影という行為の多くは、もとより作為性をもつ。 「この出来事を、このように撮りたい」という意図に基づいて録画されるからだ。 その点監視カメラは、出来事に合わせて寄りも引きもしない。 出来事/非出来事を分け隔てなく淡々と記録するのだ。 もちろん監視カメラが映す非出来事を延々と見るのは退屈でもある。 だからぼくは監視カメラがときたまそうするように、「結果的に出来事を記録できた」映像をつりたいと望んでいる。 HOME

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