個展「絶望的遅延計画」@TAV GALLERY

昨年開催の個展「Romantic Bomb」からちょうど一年、再度TAVで個展を開催します。7/21はオープニングレセプションもあるのでよかったら来てね!徒歩圏内にいくつか駅あるけど、最寄りは表参道駅です。

開催概要
名称:絶望的遅延計画
会期:2023年7月21日(金)- 8月6日(日)
会場:TAV GALLERY(東京都港区西麻布2-7-5 ハウス西麻布4F)[080-1231-1112]
時間:13:00 – 20:00
休廊:月、火
レセプションパーティ:2022年7月21日(金)19:00 – 21:00

この度、TAV GALLERYでは2度目の個展となるアーティスト トモトシによる個展「絶望的遅延計画」を開催いたします。トモトシは83年生まれ、山口県出身。都市空間や公共のルールを行動によって変化させる「都市との関わり方」を開発する気鋭のアーティストです。西荻窪にあるトモトシを中心とした任意団体による私設美術館「TOMO都市美術館」では、僅か7ヶ月の間に23本のワークショップを開催するなど、精力的に活動を行い、多くの参加者を誘い出すことと同時に、表現者たちの重要な交流場所として話題を呼んでいます。主に「1時間透明になって飲む」や、「渋谷区でオリンピックエンブレムを探す」「渋谷区渋谷の全コンビニを辿る」など、都市の微細な変化と不完全さや無意味さを辿るように、トモトシは日々、街に繰り出しています。都市とロマンスの関係性を可視化した個展「Romantic Bomb」から早一年、当展に寄せてトモトシは次のように語ります。
東京で何かアクションを起こすと、一瞬だけその場が変容するように見えても、すぐにいつもの日常が戻ってくる。革命を起こさせない国で暮らし、何かを変えることを諦めた(絶望した)人間の最善の策は、いまの現状を維持することしかないかもしれない。今展では、東京の中でも特にジェントリフィケーション(=革命因子の排除?)が激化しているように感じられる渋谷を舞台に、複数の都市的な場面で「時間を引き延ばす試み」を提案する。
世界的に既存の権威や秩序の崩壊、数多くのリノベーションが進む加速的な時代において、鈍足性を武器に、日本という国の都市空間の特異性、時間軸、構造を浮き彫りにするトモトシの新作に是非、ご期待ください。

佐藤栄祐


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