都市をたずねる 16 – ゲスト 下大沢駿

東京・西荻窪に開館した「トモ都市美術館」。毎週土曜は、オープン・ミュージアム・デーです。ゲストを招き、現代都市について意見を交わせるトークプログラム「都市をたずねる」を開催します。9月26日(土)の「都市をたずねる」は、現在展覧会開催中の下大沢駿の、トークイベントを開催します。間もなく会期終了となる下大沢駿「さやならプラタナス」を起点に、下大沢さんの生い立ちや、これまでの活動についてお伺いします。

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都市をたずねる 16- ゲスト:下大沢駿 
日時:2020年9月26日(土)18:00 – 20:00
会場:トモ都市美術館(東京都杉並区上荻4-6-6)
料金:フリードネーション
幹事:トモトシ
※トーク参加は先着順で、10名程度となります。
※下大沢駿 個展「さよならプラタナス」開催中(展覧会は 14:00 – 20:00 開館)
※トモ都市美術館 常設展「トモトシ Archive 2016-2020」開催中(展覧会は 14:00 – 20:00 開館)

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下大沢駿
1993年東京都生まれ。神奈川県出身。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。ニュータウン出身系アイデンティティ模索型の作家。都市計画における自然の人工的な側面に注目し、過去との非接続によって拡散されたリアリティを対象化する。近年の展示として、「Artists in FAS 2019」(藤沢市アートスペース, 神奈川, 2019)、「街路樹とスーパー堤防」(S.Y.P Art Space, 東京, 2019)、「EXPOSITION ―来るべきアート | art to come」(銀座 蔦屋書店, 東京, 2020) 。

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会期もあとわずかとなった展覧会「さよならプラタナス」の振り返りも兼ねての、打ち解けた会となりました。下大沢くんに関しては、何年か前の藝大の修了展で見てめちゃくちゃ面白いと思って連絡して、いろいろと話しあって今回の展示にこぎつけました。メインのコンクリートブロックの作品は、分解したパーツでも3人でないと運べないという重たい作品。筋肉痛とともに都市が室内に入っていく感触を覚えました。その他にも、駅からのアクセスルートにある街路樹の根本に配置されたプレートや、鑑賞者のアクションによって建物中に張り巡らせたホースから水を循環させるという仕掛けなど、展覧会は動的な様相を呈していました。実はこのタイミングではすでにトモ都市美術館の退去が決まっていて、この建物での最後の展覧会であり最後のイベントとなりました。「さよならトモ都市美術館」。この展覧会を最後に開催で着て光栄でした。 (トモトシ)

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TOMO都市美術館