Token Art Center 企画「螺旋の川」参加!

8 artists will perform through the Tokyo river.

Token Art Center 企画、東京の真ん中を流れる川をクルージングしながらいろいろな出来事?を鑑賞する「螺旋の川」に参加します。ぼくは「善のトレーニング」というタイトルのアクションを試みる予定です。チケットは残りわずかかも…!

【開催概要(Token Art Centerウェブサイトより抜粋)】
イベント名:螺旋の川
日程:2022年11月19日(土)、20日(日)1便目17:10〜19:00(集合16:50、出航17:10)、2便目19:40〜21:30(集合19:20、出航19:40)
※集合時間に間に合わない場合は事前に必ずご連絡ください。集合時間までに遅刻連絡をいただけない場合及び出航時間に間に合わない場合は、ご乗船出来ませんのでご了承ください。
(荒天等により出航不可の場合、プログラムの都合により11月19日は12月18日(日)、11月20日は12月17日(土)に延期)
実施場所:隅田川、北十間川、神田川、日本橋川
参加アーティスト:梅田哲也、小寺創太、阪中隆文、寺尾紗穂、トモトシ、水沢なお、渡辺志桜里
原案:入船
主催:一般社団法人Token、「隅田川 森羅万象 墨に夢」 実⾏委員会
共催:墨田区
協賛:株式会社東京鋲兼、東武鉄道株式会社
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】
協力:株式会社佐塚商事 奥多摩美術研究所、株式会社ジール、NPO法人 BEPPU PROJECT
メインビジュアル制作:占部史人
フライヤーデザイン:牧寿次郎
記録撮影:鈴木光、松尾宇人
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実⾏委員会 事務局は(公財)墨田区文化振興財団が担っています。 ※集合時間に間に合わない場合は事前に必ずご連絡ください。集合時間までに遅刻連絡をいただけない場合及び出航時間に間に合わない場合は、ご乗船出来ませんのでご了承ください。 (荒天等により出航不可の場合、プログラムの都合により19日は12月18日(日)、20日は12月17日(土)に延期) 参加費・定員 参加費:4000円
定員:各便25名(要事前決済・先着順・定員に達し次第終了)
10月19日(水)12時チケット発売開始! ※記録のための動画、写真撮影を行いますので、予めご了承ください。 記録映像をToken Art CenterのYoutubeチャンネルにて12月下旬公開予定です。

「螺旋の川」は、外濠を含む神田川、日本橋川、隅田川などを日没後に巡るパフォーマンスクルージングです。航行する船の上から、アーティストによって仕掛けられた音声ガイド、パフォーマンス、音楽演奏、朗読、展示作品とともに、川によって形作られたさまざまな出来事の断片を体験します。 このイベントは2015年から主に大阪で不定期開催されている梅田哲也、hyslomらによるナイトクルージング・パフォーマンス《入船》を原案として企画、構成されています。 ———- クルージングの舞台となる川を考えるために、まずは既存の地図を参照してみたい。
地図はその名の通り「地」面を描くものだから、その制作においては「地」面と「水」面の境界線を引くこと、つまり地と水を分離することが第一の原理となっている。そうして作られた地図における水、つまり川や池や湖は、陸上で生活する私たち人間にとって、地の中の空白として認識される。地図における水面はヴォイド、だから現代では川は都市の裏側といえるのかもしれない。 ここで、地から水へと視点をシフトさせて、川などの水面を中心に描いた川の海図のようなものを仮構してみる。地図において交通を遮断する川は、この川の海図においては自由に行き来できる道になる。近代以前には水運が盛んだったから、このように川を道としてみることもあったのではないだろうか。そして、近代以降に進展した治水事業や護岸工事によって人工的に水面が管理され、水と地の境界が強固に定着される以前は、川は野放図的に幅を伸縮させたり、流路を変化させたりし、その境界は一定してはいなかったのだ。
ところで、民話や昔話の中にもその名残が多く見られるように、川は古来、この世とあの世を隔てる境界としても意識されてきた。水と地の境界が一定していない近代以前の、此岸と彼岸の境界が揺らいでいる状態を想像する。現実と、それとは異なる位相が反響する。

船は日没後に出航する。昼の陸上から見えていたものは、夜の水面からは見えないかもしれない一方で、見えていなかったものが見えるかもしれない。この川には、アーティストによる作品とともに、川によって長い時間をかけて生成されたさまざまな出来事の断片が点在している。ただし、この環境ではそれら作品と作品でないものの境界もまた一定してはいない。人工的に管理された地と水の境界が再び揺らぎ出すように、整えられた秩序を少しずつ乱しながら船は進む。



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