山本昂二朗個展「あなたがくれた山本昂二朗」



TOMO都市美術館では、12/17~翌年1/15(年末年始を除く土日・祝日)の会期で、アーティスト・山本昂二朗の個展を開催します。公募で集まった作品アイディア53件をこうじろうくんが誠心誠意具現化し、そのプロセスも含めて発表します。自身にあえて負荷を加えることで作品の強度をつくってきたこうじろうくんですが、今回はついに「不特定多数の人が考えたアイディアに身をゆだねる」という究極の逆境に挑戦します。振り回されまくりながらも最終的には面白い!を獲得していく姿を目撃ください。ちなみに、こうじろうくんの作品制作は会期中にもずっと続きますので、展示も更新されていきます。また本展は、こうじろうくんにとって初個展でもあるため、過去作品を上映紹介するイベント(+コウジロウ誕生日パーティー)も開催します。一度と言わずに、二度三度お越しいただければ幸いです。トモトシ

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旅や生活をベースにした僕の活動は、必ずと言っていいほど、実行中に出会った人の意見や思わぬアクシデントに左右されてきました。その結果、自分では思いもよらなかった形の作品が出来上がるということも往々にしてあります。
さて、去る2022年10月1日~10月31日、不特定多数の方を対象に『アーティスト山本昂二朗の作品・企画アイディア大募集!』という公募を行いました。その結果、たくさんの方からいくつものバラエティ豊かなアイディアを応募いただきました。
いま、山本昂二朗自身がその応募アイディア群に、片っ端から取り組みます。
自分では思いつかなかったアイディアを実行する過程で何が生まれるのか。おびただしい数の応募に悪戦苦闘しながらも、生まれたものをTOMO都市美術館で次々に発表していきます。
「人間カーリング」と一言だけ届いたメールから、山本昂二朗の個展の企画書、非常に長い時間を要する計画や、公序良俗に反する応募まで多数ありましたが、応募者ひとりひとりを自分のプロデューサー、アドバイザーだと考え、まずは頂いたアイディアと全力で向き合います。
1ヶ月かけて連発される、たくさんの応募者とともに作った山本昂二朗の姿を体感して頂ければ幸いです。山本昂二朗

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山本昂二朗個展「あなたがくれた山本昂二朗」開催概要

会期:2022年12月17日、18日、24日、25日、2023年1月7日、8日、9日、14日、15日
※12月17日18時からオープニングパーティー(1000円で飲食自由)
時間:13:00〜20:00(パフォーマンス内容などにより延長の場合あり)
会場:TOMO都市美術館(東京都杉並区西荻南2-9-12)
料金:500円(2回目以降無料)
イベント:過去作上映会+コウジロウ誕生パーティー:2023年1月9日(月・祝)19時~22時
スペシャルサンクス:アイディアをご応募いただいたみなさま
企画協力:吉田山
アイディア募集フライヤーデザイン:yuzuki sako
SPECIAL SPONSOR : 小林タカツグ
展示スケジュール:
応募で集まったアイディアのうち実現したものを順次展示。会期中、山本昂二朗が応募アイディアを実現し続けます。
12/17(土)、18(日)
『なにそれみたいな変な大会を開催する』『寝れないので子守唄を作ってほしい 』『リヤカーの顔はめパネルを作ってほしい』ほか
24(土)、25(日)
『ねれないので子守唄作ってほしい』『なにそれみたいな変な競技を開催してほしい』『毎朝白湯を飲んでほしい』『滋賀儀(滋賀県の地球儀)』『エピソードトーク×100』
31(土)、1(日)
『TOMO年越美術館 2022-2023 いる派 PRESENTS 身体アンデパンダン24時』
1/7(土),8(日)
『ねれないので子守唄作ってほしい』『なにそれみたいな変な競技を開催してほしい』『毎朝白湯を飲んでほしい』『滋賀儀(滋賀県の地球儀)』『エピソードトーク×100』『真ん中でちぎれた橋を自力で繋いで渡れるようにしてほしい』『過積載(昂二朗ってどのくらい装備できるのか)』『リヤカーの顔はめパネル』『カマキリを連れてきてほしい』『オリジナルの測量』
9(祝) ※イベント中は一部作品が見づらくなりますのでご了承ください。
☆第一部:15時~17時 山本昂二朗過去作品上映会 with 長尾鴻平(美術作家)
☆第二部:17時~19時 展示作品を見ながらのトークイベント with 倉敷安耶(美術作家)
☆第三部:19時半~ パーティー ※会費1000円(差し入れご持参の方は無料)
14(土),15(日)
『ねれないので子守唄作ってほしい』『なにそれみたいな変な競技を開催してほしい』『毎朝白湯を飲んでほしい』『滋賀儀(滋賀県の地球儀)』『エピソードトーク×100』『真ん中でちぎれた橋を自力で繋いで渡れるようにしてほしい』『過積載(昂二朗ってどのくらい装備できるのか)』『リヤカーの顔はめパネル』『カマキリを連れてきてほしい』『オリジナルの測量』『おちんちん音頭(オーケストラver.)』

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山本 昂二朗 プロフィール
主な作品に、運送を完全人力で行うプロジェクト『KOJI LOGISTICS』や、24時間以内に展示会場からできるだけ遠くのできるだけ大きい石を探して持ち帰るライブ配信パフォーマンス『できるだけデカい石』など。 人に対する想いや自然現象への興味などに対して、自分の身体を物理的に追い込むやり方でダイナミックに挑戦し、出会った人々や起こったアクシデントにも左右される、一連のことの顛末をアウトプットする。愚直で無駄の多いやり方をするうちに見えてくる新しい感覚や、できごとが生まれるまでの物語。泥臭くてバカバカしいけど、どこかハートフルなアートプロジェクトを巻き起こす。Website l Instagram l Twitter

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展示に先駆けて10月の一か月間アイディアを公募し、53件のアイディアが集まりました。ご応募いただいた方々、ありがとうございました。

アイディア募集に際して、アーティスト光岡幸一さんからメッセージをいただきました。
5年前に参加した京都のアーティストインレジデンスが山本くんとの出会いだった。僕はその時からずっと山本くんのファンだ。彼はいわゆる「もってる」人間で、ここには書ききれない数々の特異なエピソードや奇跡的なアクシデントをサラリと引き起こしてきた。山本くんと一緒にいると、ものすごく大変な目にあったりするのだが、逆に見たことない感動的な景色にも出会えたりするのだ。その感じがそのまま作品になっているのだと思う。なので皆さんもぜひ一度山本くんに巻き込まれてみてほしい。光岡幸一

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アイディア募集フライヤー


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TOMO都市美術館