都市をたずねる 4 – 南島興「関係性の美学とモノ」


東京・西荻窪に開館した「トモ都市美術館」。毎週土曜はゲストを招き、現代都市について意見を交わせるトークプログラム「都市をたずねる」を開催します。7月11日(土)の「都市をたずねる」は、旅行・批評誌『ロカスト』編集部の南島興をゲストに迎えます。

──

コロナ禍が美術にもたらした困難について、状況編と歴史編のふたつの観点から考える会です。前者ではオンライン展覧会の条件やBLMにおける彫像破壊、「滞留」する自由について、後者では参加型アートにおいて人と人を媒介するモノの系譜について簡単に発表したのち、それらの論点に関して、参加者の方とともに意見交換ができればと思います。(南島興)

──

土曜トモ都市 – 都市をたずねる 4
– ゲスト 南島興 -「関係性の美学とモノ」

日時:2020年7月11日(土)18:00 – 20:00
会場:トモ都市美術館(東京都杉並区上荻4-6-6)
料金:500円
幹事:トモトシ
※トーク参加は先着順で、10名程度となります。
※トモ都市美術館プレオープニング展 トモトシ「ヘルニア都市」開催中(展覧会は 15:00 – 23:00 開館)

──

南島興
1994年生まれ。東京藝術大学美術研究科博士課程在籍。ゲンロン批評再生塾第3期生。20世紀美術史・批評。旅行・批評誌『ロカスト』編集部。「ジョルジョ・モランディの同時代性」に関する修士論文を執筆。
https://twitter.com/muik99

参考:美術館女子炎上問題、「インスタ映えはアートをないがしろにしている」と言う人の矛盾 アートとインスタ映えはすでに共存している|文春オンライン
https://bunshun.jp/articles/-/38696

参考:美術手帖 – 南島興
https://bijutsutecho.com/search/tag/magazine?q=7433

参考:ロカスト
https://twitter.com/locust_inago

──

──

一回目の緊急事態宣言が解除されて一か月あまり、この半年で起こったこととその影響下で出てきた表現について、多くのキーワードとともに語っていただきました。コロナ禍とBLMを受けた状況論から、今年に入って多発しているオンライン展覧会の事例と条件について。現在の都市についての言及においては、「滞留」というキーワードを出して、示唆的なお話を聞けました。さらにはZOOM雑談をはじめ、南島さんが実践する「新しい群れ」のあり方についても興味深いお話しばかりでした。ありがとうございました!(トモトシ)

──



TOMO都市美術館